はじめに

僕がゲームを遊び始めて、もう四半世紀以上の年月が経ちました。

そんな中、だんだんと不安になってきていることがあります。それは、「自分は今まで遊んできたゲームのことをちゃんと覚えているだろうか」ということです。

もう少し若い頃には、根拠のない自信がありました。ゲームを遊び始めたころのゲームは原体験として深く根付いている（と思っていた）し、今遊んでるゲームも頭と指が覚えている。大丈夫だ、と。どうでもいいことは忘れていくだろうが、好きなことについては覚えていくだろうと。

それから幾年かが経つうち、それは大丈夫ではなかった、という事を、悲しいことではありますが実感しています。たとえ大好きなビデオゲームのことでさえ、記憶は経年劣化をまぬがれませんでした。

細かいことから、印刷が色あせるようにして記憶から消えていきます。YouTubeやニコニコ動画でそのゲームの動画を見たとき、Twitterでそのゲームに関するつぶやきを読んだとき、「あっ、そうだったっけ…」と愕然とすることが多くなりました。

そこで、読み物としてどれだけ面白いものになるかどうかはともかくとして、最低限自分の備忘録になれば、と思い、ビデオゲームについてのいろいろなことを、ここに書いていこうと思います。

ゆえに、ブログのタイトルは「HVC-008」にしました。HVC-008は、かつてファミコン用に発売された外部記憶装置「データレコーダ」の型番です。

ぜひ読んでください、とはとても言えませんが、それでもよろしければ。

2020.10.13 nextend(@nextend)